【FLAP】マイプロPROJECT編 参加者レポート


プログラム第二・三回目は、2日連続のワークショップ&フィールドワーク!

11/16(土),17(日)に「FLAP~みなかみローカルベンチャーチャレンジプログラム」の第二・三回(休日コース)が開催されました!

今回は、二日間にわたり、具体的にやりたいことをプロジェクトに落とし込むためのワークショップや地域でのフィールドワークを行います。

初日の集合場所は、上毛高原駅。東京から1時間ちょっとで到着してしまう利便性には、いつも感動してしまいます。読書やスマホでネットサーフィンをしていたら、まさに寝る暇もなく着いてしまいますのでお気を付けください。

高崎までは快晴の天気でしたが、駅のホームに降り立つとどんよりとした雲と小雨が…。

これも山の麓ならではの気象でもあります。

あいにくの天候…。だけど、魅力的なスポットに変更して、様々な角度からみなかみ町を知る!

最初のプログラムは、谷川岳の一ノ倉沢へ行く予定でしたが、天気も悪いため、谷川岳へ行く途中にあるJR上越線「土合駅」へ急遽予定変更。




なぜ駅に行くの?と思われる方もいるかもしれませんが、ここはある有名な見どころがあります。



JR上越線「土合駅」は、日本一のモグラ駅として有名で、改札口からホームまで486段もの階段を10分ほど掛けて降ります。

1960年代にできた当時は、谷川岳への登山客などが押し寄せたそうですが、今となっては新幹線や高速道路の開通で利用者は激減し、無人駅となったとのことです。

観光客のインフラとしてできた駅が、役割を果たし、今となっては観光地になっている・・・。当時、土合駅を設計した人は、このような未来の姿を想像できたのでしょうか。そんなことをイメージしながら階段を往復しました。



次に国の登録有形文化財の宿として有名な「法師温泉」へ向かいます。

明治8年に開業し、与謝野晶子や川端康成など、多くの文豪にも愛された歴史ある秘湯です。

最近では映画「テルマエ・ロマエ2」のロケ地でも使われたとのことです。

館内も特別に見学させていただけることになり、宿の方から施設の歴史やエピソードも交えながらご説明いただきました。宿自慢の温泉や木造の廊下、レトロ情緒あふれる客室など、宿すべての佇まいが人気の理由を物語っていました。

客室から見える庭の紅葉が、まるで写真を切り取ったように美しい。

風の音や鳥の声だけが聞こえる部屋で、時間を忘れて、景色を見ながら何も考えず過ごしたい。

そんなふうに思わせてくれる場所は、都心部ではなかなか無い。

東京から比較的近く、極上の「静」を感じられる貴重な場所だと思いました。





その後、地域の蕎麦やさん「姉山の家」で昼食を食べ、テレワークセンターへ戻り、「マイプロ プロジェクト編」のワークショップに進みます。




フィールドワークの後は、自分のやりたいプロジェクトづくり!


「マイプロ プロジェクト編」とは、第一回の「マイプロ me編」での人生の棚卸しや今までのフィールドワークから考えたこと、やりたいことを具体的なプロジェクトとして落とし込みします。

プロジェクトの概要、背景、誰が笑顔になるか(誰のためになるか)といったことを整理し、自身の一方向の想いだけでなく、地域との協力・貢献の観点も含めて書き出します。

私は、「みなかみへの移住者や二拠点生活を行っている方の暮らしを発信するメディア立ち上げ」をプロジェクトにしました。

理由としては、1つは、ネットで移住や二拠点生活の情報を調べて、体験談などはよく見かけますが、正直、リアルな暮らしまでは読み取れないものが多いなという印象を感じていたことからです。また、その人の年齢や性別、家族構成、職業、全てバラバラでモデルロールとして参考になるものが少なかったからです。

なので、できる限り多くの方へリアルな暮らしを実際にお聞きして発信することは、私を含め、みなかみへの移住を検討している方や、発信したことでみなかみに興味を持った人に有益な情報となるのではないか、と考えました。

もう一つは、純粋に私がまだまだみなかみのこと、そこでの暮らし、そこで暮らす人を知らないので、もっと交流を深めたいと思ったからです。フィールドワークで実際にいろいろな方のお話を聞く中で、その地域に対する愛着や関心がより高まってきており、もっと知りたい!と思うようになりました。また、私がテーマとして持っている「都市部での仕事と山のある暮らし」にフォーカスを当てると、山の近くに住むということはどういうことか、良いこと、悪いことをしっかりと理解しなければいけないと、結局、理想と現実のギャップに悩まされることになると想像できたからです。

長期的な活動になるので、どのように継続していくかは具体的にアクションプランを考え、実行していきたいと思います。ただ、一回目のプロジェクト説明でもあったように、プロジェクトの変更は可能。

短期・長期に関わらず、自分が熱量持って取り組めることにエネルギーを注ぐのが大事です。



お楽しみの懇親会。今夜は山好きUターン農家さんと


ワークショップ終了後は、地元の方との懇親会。今回のゲストは、農家民宿の「月夜野いろり庵」を営んでいる大木栄治さんです。自宅の畑で採ったばかりの野菜を持ってきてくださり、地元の野菜やきのこたっぷりの鍋に舌鼓みしました。

大木さんは、みなかみで生まれ育ち、高崎で就職、それからUターンして現在の民宿を始めたとのこと。

せっかくなので、二日目のフィールドワークでは、民宿にお伺いし、建物や畑を見せていただき、どのような暮らしをされているのかをお聞きしたいと思います。



きゅうきょ農家民泊されているご自宅で農業体験!


二日目は、朝から「月夜野いろり庵」へ。

煙突から出ている煙、庭に転がっている薪、いろり庵の看板犬の鳴き声。まさに田舎暮らしの理想像が目の前に現れたような。玄関に入るとすぐに囲炉裏があり、じんわりと染み渡る暖かさが非常に心地よい。

エアコンのカラカラの暖かさに慣れている都会人には、やはり火の温もりには憧れます。



ぐるっと宿の中を案内いただいた後、畑へ移動し、大根掘りを体験。

何十年も生きてきて、大根も人生で何本も食べているのに、大根掘りは初めてでした。

芋みたいに簡単に引っこ抜けるのかなと思ってみたら、スコップで大根の周りをしっかりと土を掘り起こしてから抜かないと簡単に折れてしまうということを知りました。

その時、私は農業など一次産業を知らなすぎるな、と感じました。

日々、野菜も魚も肉も食べ、最近では国産、無添加、オーガニックといったワードに反応し、食への意識が高まっているにも関わらず、じゃあ誰がどうやって、どのぐらいの労力を掛けて作っているの?食材を誰がどうやって手元まで運んでくれているの?ということは全く知らない。

そういう人、都心部で育った人では私以外にも多いのではないでしょうか。

知らなくても不自由ない生活は送れると思いますが、将来自分に子供ができたときに、食の背景や「いただきます」の意味を自分の言葉で説明できないのは、嫌だなと思いました。

本当に些細な経験でしたが、なにか大切なことを考えるきっかけになりました。



昼食は、採れたての大根などの野菜をいれた手打ちうどん。囲炉裏を囲みながら堪能しました。





午後は、地域課題となっている空き家の視察、みなかみを拠点に活動しているバスケットボールチームの試合見学、地元でクラフトビールを作っているオクトワンブルーイングなどを訪れ、地域の“今”と働く“人”を知りました。

その後、テレワークセンターへ戻り、最後に2日間の振り返りを行い、今回のフィールドワークは終了しました。

体験とワークショップを通して、地域を感じる。そしてアクションへ

地域でやりたいことをやる、何かを興す、それは素晴らしいことだと思いますが、

その地域である必要性、地域や人との相性、それらを知ることはもっと大事なことだと思います。

本プロジェクトに参加してからお知り合いになった方々は皆、直接的に自分には関係のないことも、足を動かして、コミュニケーションを取って、泥臭いことも含めて地域を好きになり、馴染んでいったように感じ取れました。

これが、ローカルでの取り組みを始める上での大事な第一歩ではないかと思います。

次に集まるのは、12月中旬の報告会となります。

メンバーそれぞれが自分の想いを形にして、地域の方々や関係者へお伝えする場です。

次回もまたどんな化学反応が起きるか楽しみですね。

【今回訪れた方々】

●法師温泉長寿館 公式HP: http://www.hoshi-onsen.com/

●月夜野いろり庵 大木栄治さん Facebookページ:https://www.facebook.com/homestayminpaku/

●MINAKAMI TOWN.EXE 公式HP:https://www.minakami3x3.com/

●オクトワンブルーイング 公式HP:https://oct-1.com/




この記事を書いた人 中村 祐さん 1991年生まれ。埼玉県川口市出身、東京都渋谷区在住。IT系ベンチャー会社員。 アウトドアが好きで、登山で百名山を完登、バックカントリースキーやフライフィッシングなど山遊び全般を趣味としている。よく訪れていた群馬県みなかみ町で、2019年11月からローカルベンチャーチャレンジプログラムに参加。現在は、都市部の仕事と山のある暮らしをテーマに生き方・キャリアプランを模索中。



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