冬になると、大雪のニュースで時折テレビを賑わしているみなかみ町藤原。
関東地方の群馬県と聞くと雪のイメージはないかもしれませんが、群馬県は関東でも北端の豪雪・新潟県との県境の町みなかみ町は別格です。
雪が多くて暮らしにくそう!なんて思われがちですが、じつはみなかみ町は県内で最大を誇るほど面積が大きいこともあって、同じ町内でも天候が全く違っていて、雪が全然ない地域もあるほどです。
みなかみ町の冬の暮らしを紹介するとき、地域内での雪量の違いをお伝えしているのですが、
本日はわかりやすく、同日(2024年12月26日)で川沿いの条件を揃えて、写真を撮ってみました!
北上すればするほど、山に近づけば近づくほど、雪が多くなっていくのが、わかると思います。
今回の撮影では最も南の場所がこちら、月夜野地区の大中島公園です。
月夜野はみなかみ町でも生活環境・インフラが充実しているエリアです。見ての通り雪もほぼなく、遠くに白く光る谷川岳をほぼ積雪なしで望めました。もちろん、寒さはキリッと冷えてます!
お次は月夜野地区の北側、上牧です。川沿には家々が立ち並び、心地よい温泉もあるエリアです。あたりには、うっすら白く残った雪がみられます。直線距離おおよそ5キロちょっと。少し北上するだけで景色が変わってきます。
信号機も、上牧の信号から雪国特有の縦並びスタイルになるので、冬場は運転も上牧あたりからより一層注意深くなります。
続いては水上地区の諏訪峡大橋より。水上インターチェンジから水上方面に進めばすぐ着く観光ポイントです。谷川岳と諏訪峡織りなす景観美は最高です。夏場はこの景色見ながらバンジージャンプも楽しめます。
ここまでくると雪国感たっぷり。月夜野では雪が降っていなくてもこの辺りから北は雪が降っていてびっくりする、なんてこともざらにあります。ここから先の雪かきは、スコップだけでは太刀打ちできません!
雪国の醍醐味を味わいたい方は、最高に楽しい地域です。
お次は水上一番の温泉街、湯原地区より。見ての通り、川沿の岩肌が諏訪峡よりもさらに雪に覆われています。道路は消雪パイプで水が出ている&除雪のプロがいるので、運転のしやすさは⭕️。
普段降らない地域の方が対策&慣れていないので、大雪の時の道路状況が悪くなりがちです。そういった点で観光にとっては、普段から雪のある地域の安心感は抜群です。
さらに北上して、湯檜曽温泉エリア。この辺りまで来ると豪雪地帯となってきます。川沿の雪の厚みも温泉街あたりの倍以上はありそうです!街の風情も一気に高まってきます。
最後は湯檜曽公園です!ここに至っては、川沿にすら辿り着けない雪の量!おおよそ15キロ北上するだけで、こんなにも雪の量が変わります。雪が多いと暮らすには過酷にはなりますが、その分、豊かな自然と自然の恵みをより感じられる暮らしができる地域ということでもあります。
移住は暮らす地域を選んで移り住むということです。自然環境・利便性・地域性など、さまざまな距離感は、自治体一括りではなかなか見えないものです。気になる市町村があれば、ぜひその中に入って、より深く知ることで、より自分に合った、長く暮らせる心地よい場所を見つけてくださいね!
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